魔 女



・夜の騎行 ・悪魔との契約 ・キリスト教の正式な否認

・秘密の夜の集会 ・聖体と十字架像の涜聖 ・オルギア

・供犠としての小児殺害 ・カニバリズム       



    
これらの魔女の要素は全て異端として魔女術の要素に持ち込まれたか、その後で

   生じた変化は魔女術に対してキリスト教が考えた事の結果だ。

    このような魔女の行状全てが出揃ったのは15世紀以降になる。

    だけど、実際にこういった情景が繰り広げられた事を見た者はいないらしい。

    そうなると「思い込み」で魔女は存在したの?

    ほぼ世間一般に信じられて来た事・人々が事実だと思い込んでいた事が

   魔女達の行動に本来事実である事実以上に影響を与える。

    事実、その通りだという確信こそが何十万人という命を奪う事になる。

    魔女が処刑される罪状は、酷い場合は作り事・でっちあげだったのだから。

   「思い込み」が「事実」になる瞬間・・・・

    まるで魔法をかけられるかのように、笑っていられない瞬間。

    ただ魔女が、無知で野蛮な社会の錯乱した幻想の産物だとは思いたくない。





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魔女になるには



魔女の入信儀式はサバトで行われるが、どのようにして魔女になるのか?



  
悪魔との契約
 

   魔女になるには何をおいてもまず、悪魔との契りを交わさなければならない。

   悪魔は貧減の邪な欲望をめざとく見つけ、魔女になるように誘惑する。

   そして、自ら進んで悪魔に仕える契約を交わす。

  悪魔との契約書 

   魔女になれば如何なる願いでも叶えられると誘われ魔女となる決心をした者は

   悪魔との契約書をしたため、自らの血で署名する。

  悪魔に誓いを 

   契約書の代わりに、うずくまり片手を頭の上に置きもう片方の手を足の裏に入れこう悪魔に誓う。

  「私は汝に、私の両手の間にある一切のものを与える。」

   こうして魔女となる者は悪魔に一生を仕える事を近い、十字架を踏みカトリック教を否認し、

   契約の印として自分の爪・髪・血などを悪魔に捧げる。

   それに対し悪魔は魔女の方に、超自然的魔力・毒薬・飛行薬・使い魔を与える。





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魔女の種類

 
  魔女には8つの種類があると述べられている。
  

   1.
 予言者・シプシー 占いをする魔女。

   2. 占星術師 惑星や恒星を見て予言する魔女。

   3. 呪文を唱え歌い、象徴と数字を用いる魔女。

   4. 薬師 毒薬を使う魔女。

   5. 召還術師 霊を召還する魔女。

   6. 美食の魔女。

   7. 魔術的・思索的 学識深く、または技術を持つ魔女。

   8. 降霊術師



魔女との区別

 
  魔 女 

   魔女・老魔女は、悪魔に欺かれ契約を結ぶ者。
   悪魔の示唆・霊感・ペテンにより、自ら望めば如何なる悪を成し遂げられ
   どんな願いでも叶える事が出来る。

  魔 術 師 

   送信的かつ想像上の言葉を唱え、自然に影響を及ぼし、使者の霊を呼び出す事により秘密の事柄や
   遠くの場所に在る者を示す事が出来る。

  予言者・魔道師 

   特定の呪文を唱える事により、未来を占い予言し悪霊を呼び出す。

   それらに対し、水晶などを用いて返答する。

  占 術 師 

   予言する霊によるものと、吹聴する占術技を使う。

  咒 い 師 

   似非治療師。呪文を唱えたり護符などを用いて人畜あらゆる病を癒す。

  邪術師・呪文使い 

   特定の言葉を唱えたり、文字や人形・香草などを用いて自分達の挙げる事柄を為し得ると
   信じている者。



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